サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

サッカーの言葉

有馬記念オルフェーヴル強かったですね。ぶっちぎりでした。勝利ジョッキーインタビューも競馬界全体に気を配っていて泣かせてくれました。一年ぶりの馬券が当たってプラス千円という寂しい結果だったけど的中したから運はよかったということで良しとしておきましょう。

 

クラブワールドカップバイエルンも強かった。決勝のカサブランカは善戦と言っても、実力が違い過ぎたし、準決勝の広州恒大もまったく歯が立たなかった。予想通りとはいえ何となく拍子抜けという感じでした。

個人的には広州恒大の負けっぷりを見たことはよかったし、準決勝の試合終了後、寄ってたかってロナウジーニョの身ぐりみ剥がして、最後はスパイクシューズまで貰っていたカサブランカの選手のどん欲さを知った事が一番の収穫で記憶に残りそうです。

 

 12/26号のNumberは「Jリーグには俺たちがいる」という特集でした。面白かったのは「風間八宏監督に教わるJリーグ10の疑問」という企画。風間監督がいろいろな疑問に答えるというもので、例えば「どうすればサッカーを見る目を養えますか?」に風間監督は「うまい選手を間近で見る、それにつきる」「モウリーニョもプロの選手経験はないが、通訳としてバルサやポルトで超一流選手を間近で見ていた」など、サッカーの見方を考えていた者としてはちょっとそそられる内容でした。

また、見方として「サッカーは選手が9割で監督の采配何て1割も影響しない。だから、システムばかり気にしている人より、一人をずっと追っているファンの方が本質を見ていることがある」サッカーをあまり難しく考えちゃだめということらしい。

「システム論が行き過ぎると本質とずれてしまうかもしれない。結局、試合が始まるとぐちゃぐちゃになって、強い方のフォーメーションしか成立しない」からと、システム論好きの日本人に対して苦言を呈していました。そいえばフォーメーションで解決しようすることはよくあるな、反省。

さらに、メディアに対しては一番遅れているとはっきり断言。「試合で良いプレーがたくさんでているのに、『今日は3バックが成功した』といったあまり重要でない事が真面目に書かれている」。もっと勉強しろということでしょ。

また解説者にも「グランドで起こっていることと解説者の言っていることがまったく違っている事が多い」とかなり厳しいお言葉。もしかして腹に据えかねる解説者がいるのか?

 確かに解説者が完全に的外れな事をいってるとファンは見方を間違っちゃう。そうならないためにも、質の高い解説者が出てきてくれる事を望みましょう。(それに実況の人もね)

 

同じ 12/26号のNumber、大久保嘉人のインタビューで風間監督についてこんな事を言ってました。「風間さんは言葉の伝え方が人と違うというか表現がうまい」「面白い例えをしたり、元々選手が知っていることでも分かりやすくて面白いから夢中になる」

 伝え方って大事なんですな。試合中のペップを見ていていつも思うんだけど、言いたい事が山ほどあるんだろうなって。伝えたい言葉が沢山あるってことは、それだけサッカーの引き出しとそこから湧き出るアイデアが豊富ということ。だから、それを伝える言葉を持っている監督が良い監督なのかも。

デルボスケのようにあまり言葉を発していないように見える監督もいるので例外もあるけど。(あくまで印象)