サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

アイデアブック

スウェーデン式アイデア・ブック』(フレドリック・ヘーレン著 ダイヤモンド社)という本は、いろいろなアイデアの発想法が書かれている本でした。

実はこの本、書店のデザインの棚に置かれていたので、てっきりデザインのアイデア本だと思って買ったのですが、そうではなくて、「発想を少し変えてみる事によって、新しい考えが生まれますよ」というような事が書かれている本でした。

例えば、ストックホルムのタクシーの数は、とても少なくってイライラすることが多いらしい。その原因はタクシーの数が少ないから。なぜ少ないかというと、タクシー運転許可書を取得するのが難しく、タクシー運転手をやりたい人は多いのに、諦めてしまっている人が多いから。
それじゃということで、この本では次のアイデアはどうかと提案してます。
はてなタクシー」を売り出したらどうか?許可書を持ってないドライバーが見習いとして営業するのが「はてなタクシー」。利用者に「はてなタクシー」というのが一目でわかるようにすれば、利用する人もそのつもりで乗る。利用者が道を知っていればタクシー運転手に教えてあげればいい。そのかわり通常のタクシーより少し安く。
まあ、それが許可されるかどうかはわからないですが、発想転換すれば、利用客も職を探している方もお互いが助かるのは確かですもんね。

いろいろなアイデア生まれる源は別に難しいことではないのかも。わかってはいるつもりだけど、つい忘れてしまう、こういう柔軟性。常に面白い事や便利になる事などを考える癖を付けるのがいいのかもしれませんね。

「私は何ヶ月も何年も考える。100回中99回は間違えるが、100回中1回は私が正しい」なんていうアインシュタイの言葉が紹介されていたり、けっこう勇気をもらえる本でもありました。