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サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

池井戸潤的

今年に入って少し小説を読んでみようかなと思って、半沢直樹でおなじみの池井戸潤の小説「空飛ぶタイヤ」と「下町ロケット」を読んでみました。いづれも、弱いものが強いものに挑む話。小さなものが巨大な力に潰されそうになるのを必至に頑張って何とか苦難を乗り切る話でなかなか面白かったです。話も複雑じゃなくわかりやすい、完全に悪い奴は悪いし、良い奴はいいという図式。安心感がありますな。本来、そんなうまくいくはずないだろとか、人間はもっと複雑だよ、なんて捻くれて考えがちなところがあったんだけど、最近素直になったのかどうか?心にすっと入ってきましたね。

そんなんで、ちょっとハマってしまったので、新たにツタヤのカードを作り、ドラマ化されていた「空飛ぶタイヤ」と「下町ロケット」のDVDも借りちゃいました。2つとも涙もので良かったですね。役者も違和感なかった。話もほぼ忠実。人間が洗われるって言うんでしょうか?完全に制作者側の思うつぼにハマって感動してしまいました。

 

そういえば、最近、STAP細胞がニュースになっています。これは、万能細胞「STAP(スタップ)細胞」は、刺激を与えることで出来るということを証明したというものみたい。よくわかんないけど、これが大変なことらしく、大きなニュースになってます。発見はもちろん凄いんだろうけど、同時に報道されているサイドストーリーも興味をひきますね。

報道によると、この発見を何年か前にネイチャー誌に発表したら「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄(ぐろう)している」と言われたという屈辱にはじまり、発見したのが30歳の女性で「何度もやめようと思ったけれど、あと1日だけ頑張ろうと続けてきた」とか「誰も信じてくれなかったことが何よりも大変だった」とか「外部の理解を得られないときにも貫いた『必ず人の役に立つ技術だ』という信念で頑張った」とかドラマチックな話が続々。完全に池井戸潤の小説にあってもおかしくない。刺激を与えるだけで万能細胞が出来るという事はダーウインの進化論を進化させるかもしれない?なんて言ってる人もいるし、ここまでいくと映画化かドラマ化しようと動いている人は確実にいるでしょうね。

 

 それはそうと先週は珍しくACミランの試合を見てみました。最近ほとんどセリエAを見てなかったので、ミランの知識ほぼゼロで。見たのはアタランタ戦とローマ戦とベローナ戦とカリアリ戦。アレッグリ監督の終わり間際とセードルフ新監督の試合だったけど、アレッグリの最後の方は酷かったですね。シーズン当初はどうだか知らないけど、もうバラバラ。4-3-3でMFの3枚の底はデ・ヨンクで後の2枚がムンタリモントリーボ。勝ちたい気持ちと点を取らなきゃっていう焦りが出過ぎてしまっていたのか、攻撃時にムンタリは躊躇なくゴール前まで上がり通しだし、モントリーボもあまり守備を意識しているという感じがない。しかも後ろからのつなぎが雑で取られちゃ駄目なところですぐ取られる。取られると残っているのが、センターバック二枚とデ・ヨンクだけだから、もつわけない。

 

このままじゃ本田も苦労しただろうけど、セードルフに変わってラッキー。新監督のもと全然違うチームになった印象。システムを4-2-3-1にしてボランチ2枚は守備のバランンスを取らせるようにしてるし、ムンタリをベンチにして、点が欲しいときにデ・ヨンクに変えて出していた。前線のバロテッリはもちろん、ロビーニョも献身的な選手じゃないし、カカもモウリーニョのマドリー時代より少し楽をしている印象(解説者は献身的によく動くと関心していたけど、あまりそうとは思わなかった)。だから、本田が加入してすぐに強くなるのは難しそう。ただ、セードルフは監督としての資質は高そうな感じがするので(たった2試合での判断だけど)期待できそう。ただ、前に献身的な選手がいないとなると、本田はそのへんの負担がかかると、得点を上げて評価に繋げるのは時間がかかるのかもな。

 

 考えてみるとミランの場合、腐敗した巨大組織というのにピッタリな素材なので、池井戸潤的には最高の題材じゃない。それを献身的な日本人が立て直したら小説になるな。権力、色、金と全部完璧に揃ってるし、しかも濃いキャラ多数いるしね。