サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

ペップとブレンダン

浦和レッズの横断幕騒ぎも一段落したのかな?みるみる大きなニュースになっていろんな人がいろんな事を言ってましたね。なんか他人事じゃない感じでけっこう注目してあれこれ聞いてみたけど、知らない事もたくさんあってなかなか勉強になりました。

 

そんな、先週だったけど、いつものように世界ではサッカーが行われていて楽しませてもらいました。

その中で軽く興味を持ったことが2つばかり。

一つは、ペップ・バイエルンのポゼッションについて。もう一つがブレンダン・リバプールの前線の選手のポジションでした。

 

バイエルンのCLベスト16、2nd legアーセナル戦を見ていて思ったのは、バイエルンの選手は「ボールを保持していても無理しないな」ということ。というか相手に寄せられたときには無理せずバックパスが多い。といって、いったん逃げて作り直すということではない。むしろ、相手からすると継続して攻め込まれている印象を受けるようなボールの持ち方。もちろん、そんな事はよくわかっていることだけど。でも、「それを何故他のチームができないのか?」

バルサの場合は長い間下のカテゴリーから継続して同じサッカーをしてきてるので、それが出来ると言われていた。でも、バイエルンは違うよね。

で、ちょっと思ったのが、ボールを持っている選手の後方にいる選手のポジションが絶妙だなということ。他のチームを見るととそこに気を使っているチームってない感じ。もしかしてそこが肝なのか?後ろでフォローする選手の絶妙な距離感はぜひ検証する必要があるんじゃないか。もしかして、そんなこと戦術的にはよく知れていることなのかもしれないけど、調べている暇はないので、今度バイエルンの試合を見る際にはぜひ再確認して見てみようと思いました。

 

もうひとつ、リバプールは今節適地オールドトラフォードマンUとの大一番。結果は0-3のリバプール勝利だったけど、この試合、前線の選手のそれぞれのポジションが面白かった。スアレスセンターフォワードの位置にいて、その横にスタリッジ。少し下がった位置にスターリングという布陣。この間見たときには、今回のスターリングのポジションにコウチーニョが入っていて、スアレスが左のシャドー気味だったからだいぶ違う。おそらく、マンU相手だと前線の3人+コウチーニョだと守備が不安だったので、そうしたのかも。

この試合はある程度守備にも気を使いつつ、スアレスに泥臭く一点を取ってもらって勝ちきろうという魂胆だったのかもですね。とはいっても、スターリングがこのポジションとは。もしかしたら今までにも何度もやっているのかもしれないけど、印象としていろいろな事ができる選手ではないと思っていたので驚きでした。

こうなると、もちろんこの位置にそのままコウチーニョを入れることもできるだろうし、ルーカスも戻ってきたので、ますますいろいろな事ができそうな感じです。前節良い動きだった香川をまったく使う気配がなかったモイーズとは対照的(必ず使ってくると思ったんだけど)に深みがあるロジャース監督という感じです。

次節は前線の選手をどういうポジションで戦うのか?かなり興味深いです。

 

最後に、Jリーグは浦和は広島に適地で勝利しました。ダイジェストで見る限り、西川選手が好セーブをして救っている感じでしたね。特に前への守備範囲が去年までとは10メートルは違うんじゃないかと思えるくらいの印象でした。ミシャ監督が今期は失点を半減すると宣言してたけど、確かに西川選手のセーブによって年間5~6点は確実に減るのかもしれない。さらにゴールキーパーからのコーチングで何点か減らす事ができるとすれば、かなりの失点の減少になりますな。まあ、期待を込めてですけど。