コートジボワールの見立て
今年の3月に行われた国際親善試合「ベルギー対コートジボワール」を見てみました。日本が初戦で対戦する相手はどうなの?と思って見てたけど酷かったですねコートジボワール。一見ヨーロッパ的な洗練されたパスサッカーをしそうな感じなんだけど、どっか中途半端というか、チームとして出来上がってないというか。特に守りの完成度は?というレベルに見えました。
ヤヤ・トゥーレがいて、ドログバがいて、ジェルビーニョがいて、カルーがいる国としては、タレントを使えていない宝の持ち腐れ状態。チームの調子が悪かったのかもしれないし、3月の時点ではまだテスト段階だったのかもしれないけど、それにしても、あと3ヶ月で状態を整えてくるのはちょっと難しいんじゃないのかなと思ってしまいましたよ。(実際、先日のセルビア・ヘルツェゴビナ戦も敗戦)
マンCではサイドに走って守れるアルゼンチン人がいて、ゲームを作れるスペイン人が違いをみせて、前線に特別な点取り屋がいて、後ろではしっかりリーダーシップをとって守ってくれるディフェンダーがいるから縦横無尽にプレーして驚く様な力を発揮しているヤヤだけど、代表チームだとそうはいかないという事なんだろうね。まわりで、気の利いた動きをしてくれる選手がいないからリズムがでないし、すぐに囲まれる。まあ、チームにリズムがでない時ってそうなっちゃうと言えばそれまでだけど。さすがのヤヤもどうしようもないという感じでした。
ただ、何かコートジボワールってひとりひとりのキャラが立っていて面白いから憎めないのも事実なんですね。
ジェリビーニョは、アーセナル時代の印象ではドリブルで全精力を使ってフィニッシュはヘロヘロって感じのイメージだし(ローマでは違いを見せているとう噂は聞くけど)。カルーのチェルシー時代は、こんなに暗いアフリカの選手っているのかなって思うくらい暗く見えたし(今はたまにリーグ1を見ると、見違えて表情が明るいから、チェルシー時代は何か嫌な事でもあったのでしょうか?)。コロ・トゥレはありえないようなミス&ミス後のリアクションが憎めないし。ドログバはもちろん、スウォンジーで活躍しているボニーも嫌いじゃない。
こんないいキャラ揃いのコートジボワールなんだけど、この調子をみるとね。
こうなると日本の初戦は勝利を頂けそうですな。コートジボワールってその程度なのか?という疑問もない訳ではなんだけど。
2014.3.6 国際フレンドリーマッチ
スタッド・ロワ・ボードワン