サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

スーパースターのその後

去年NHKBSで放送されたドキュメンタリー「巨大スタジアムは誰のため?FIFAワールドカップ~」を見た。2014年のブラジルワールドカップのために新たに建てられた8つのスタジアムは誰のために建てられたのかという話。国民の多くはスタジアム建設のための税金を医療や福祉などに使って欲しいと望んでいるのに、何故、どうして、誰のためにというドキュメント。

もちろん、その答えは誰もがおおよそ想像する通りサッカー協会やFIFAのえらい人たちが儲かるから。このドキュメントではファベーラに武装した警官が入っていく光景を映像で捉えその異常さに拍車をかけていたが、そんないかれた感じの国やFIFAをノー天気にテレビで宣伝するロナウド(勿論ブラジルの)やペレもかなり滑稽だった。

そして、そんなロナウドやペレを公然と批判してFIFAに対しても真っ当な意見をぶつけていたのが現在は政治家のロマーリ。あの悪童がと思わず言いたくなるが、発言は的を得ていてかっこ良かった。プラティニベッケンバウアー(悲しいけどFIFA問題で名前があがっていた)も巨大なFIFAの闇の一部として報道され、普通に考えればそんなモンスターに反旗を翻すとなるといろんなところで立場としては厳しくなるはずなのに、それでも、そんな発言ができるのは、逆に悪童的な強いものへ反発する精神があるからこそなのかね。