サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

スペインメディア

モウリーニョがチェルシーの監督に正式に決まったようです。

そこで、選手とうまくいってないと報道されていたRマドリーの選手から少しづつ感謝の言葉が出てきているのが面白い。エジルやケディラが自身のフェイスブックでコメントしてるみたいだし、アルベロアも監督を擁護していました。

 

どうも、そうなるとスペインのメディアってどうなの?と思ってしまいます。日本のメディアも基本的にスペインの報道通りの事を言っているので、悪=モウリーニョ、善=Rマドリーという感じ。でなければ、なんとなくお茶を濁した様な歯切れの悪さが目立っていた。でも、本当のところはどうなんでしょうね。粕谷秀樹氏は「スペインのメディアはモウリーニョを悪者に仕立て過ぎ、感情的な報道も多かった」ってツイッター書いていたけど、そういう見方もあるんじゃないかって思うけど。

 

で、ネットを見ていたら、またモウリーニョが面白い事言ってました。「金があってもピカソを買う事はない」って。「お前、気は確かか。モネなんかやめて、ピカソを買え、という意見は正しいのか?」と。(これは記者に問いかけていたのでしょうか?)

 

オレはピカソじゃなくてモネを買うけど、それっておかしい事か?というわけ。ピカソは世界的に人気が高い。とりわけピカソはスペイン人だから、スペインでは不動の人気なのでしょう。だけど、世界にはモネという優れた画家もいるぞ、ということなんですかね。もっと世界を見ろよ!というスペイン人に対しての皮肉なのかもしれない。

それとも、単純に人それぞれ好みが違うという事を言いたかったのかもしれないし、「人気や値段でオレは決めないよ」とうことかも。ま、いずれにしても気の利いているコメントじゃないですか。

 

とりわけ、同じ印象派の時代の画家でも、セザンヌではく、モネを出してくるのがセンスがいい。セザンヌからはピカソも多いに影響を受けてるはずなので意味合いとしてややっこしくなってくる。どっちのが上とか、誰から影響を受けということを言いたいのじゃなくて、「サッカーのスタイルにはいろいろある」ということが言いたかったのだろうから。このへんのディティールがサッカー同様しっかりしてるので、モウリーニョの言葉は面白いのかもしれない。

 

それにこれは「本当のサッカーを実践してるのはバルサだけと言ってるのはグーグルでサッカーの知識を得た人だ」に繋がる言い分。モウリーニョなりに言いたい事はたくさんあるのでしょう。

 

スペインでも面白いコメントは好きだと思うけど、Rマドリーというチームがデカくなり過ぎなのかもしれないですね。チームの伝統は大事だけど、あまりにもチームが巨大になって、手に負えなくなるってる印象さえ抱かせる。

この調子だと誰がきても同じなんでしょうね。とは言っても、来期誰が残って、誰が出て行き、誰が来るのか楽しみではあるけど。