サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

専門家の見立て

最近アーセナル戦の解説が多い川勝氏は、近頃のアルテタのパフォーマンスが気にくわないらしい。フラミニロシツキーがお好みらしく、よく比べてはアルテタに辛い評論をしている。ぼくはアルテタがそんな駄目な選手でも調子が悪いとも思わないし、むしろフラミニの荒さよりアルテタの冷静さをかっているんだけど。

 

今節のリバプール戦は遠藤雅大氏が解説。遠藤氏はジェラードのポジションが気になると盛んに言っていた。指摘している通り言われてみればジェラードのポジョンはけっこう危ういものがありました。この間はジェラード復活だななんて能天気な事を書いたけど、どうもそう事は単純ではないらしい。さすが、専門家は見る目が鋭い。遠藤氏も言っていたけど、格下のチームとだったら目立たないジェラードの守備がチェルシーやシティとやってどうなのか?興味ありです。

 

モイーズの香川の使い方について、現地メディアでも批判が出ているという報道がありました。確かに、日本人として多いに疑問。ただ、シティ戦を見る限り香川がどうにか出来るチーム状況じゃないのかもしれない。でも、やっぱり不満はある。チチャリートだってもっと使えばと思うし。

 

モウリーニョサイドバックのアスピリクエイタを絶賛して「ポジショニングの間違いを犯したのを見た事がない」と言ったというのは少し前のこと。スーパースター揃いの中地味な存在だけど、今や欠かす事が出来ない選手になってる感じ。「アスピリクエイタが10人いれば負けない」とも言っていたらしいので、いかに好んでいるかがわかる。勉強になります。

 

サッカーの場合、戦術も違えば目指すところも違うから、監督によって必要な選手も違ってくるだろう。ロベルト・マルチネスが香川にラブコールを送っているような記事があったけど、モウリーニョがユナイテッドの監督だったら香川を使うかどうか?モイーズだったら、アスピリクエイタがベンチでアシュリー・コールって事になりそうだし。ブレンダン・ロジャースはアルテタとフラミニのどちらを使うのかも興味ある。

 

そういえば、マルセロ・デュシャンという芸術家が「どんな道具を使い、どんな絵の具の色を選んだかで、すでに作品は決まっている」とかなり前に本で読んだ覚えがある(うる覚え)。「かっこいい事言うな」と思ったけど、その実あまりよくわからなった。でも、サッカーに置き換えると確かに腑に落ちる。誰を使うかでその監督の力量か分かる様な気もするし。