サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

ペップのDNAですかね

ブラジルやっちゃいました。

ダビド・ルイスがキャプテンマークを付けて登場したのを見て大丈夫かな?と正直不安がよぎったんだけど、その不安が当たってしまいました。(別にブラジルを応援してたわけじゃなんだけど)

 

今日の試合は、両チームがどう戦うのかとうのが興味深いところでした。

ブラジルはもしかしたらガチガチに守りにくるかもしれないと思ったりもしてたんです。ただ、結局、ブラジルは守るより攻めを選択したようでした。先発メンバーの選択はともかく、気持ち的には守り抜いて勝とうというのはなかったみたいでしたね。

 

一方ドイツは、ポゼッションにこだわるのかどうなのかが、僕の中では注目だったんだけどクローゼをセンターフォワードに起用したところをみると、ポゼッションより勝負にこだわったという事かもしれないです。というより、シンプルに現在の最もバランスの良いやり方できたということかもしれません。

 

見ていて、ドイツは途中からペップのDNAが覚醒してしまった感じでした。プレスをかけてボールを奪うと絶妙な距離感でボールを回してフィニッシュまでという見事な流れが嵌まってましたから。レーヴがやりたかったサッカーがようやく形になって現れたという感じ。クロース、ミュラー、ラーム、シュバンシュタイガーとペップのDNAをもった選手がいて、レアル・マドリー時代にペップにやられた鮮明な記憶があるエジルケディラが加わって威力を増した感じもありました。

 

試合があんな形で終わって、後から思えば、ドイツがペップのDNAであるなら、ブラジルはモウリーニョの守備意識を取り入れることができたんだなと。

ウイリアンもラミネスもオスカルもいるわけだから。でも、モウリーニョからは完全な信頼を得られなかったダビド・ルイスのキャプテンマークというのが何かを物語っていたということかもですね。

 

後半、スピードに難のあるメルテザッカーを投入して、落ち着いて守ることにしたドイツに対して、ブラジルは、反撃できずに、さらに2失点してしまったのは気持ちが切れてたのもあるけど空しいものがありました。

スコラーリの戦い方としては、あれしか選択する余地がなかったということなのか。勝てればいいけど、守って0-1とか、PKで負けたらそれはそれで批判されるだろうから。

 

スペインが無惨に敗れ去って、パスサッカーの終わりのような雰囲気が漂っているけど、ホラー映画のように、薄らとまだ未完成のペップ・バイエルンのパスサッカーが遠くからメッセージを送ってした感じさえしました。なんだか続編がワールドカップ後に待ってそう。まあ、ペップのサッカーはもはやパスサッカーという括りではないということかもしれないけど。

 

2014ワールドカップ ブラジル大会 準決勝

ブラジル 1-7 ドイツ