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サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

フットボールの新世紀 その2

ACL決勝トーナメント1回戦2nd leg、柏はギリギリで勝ち抜けました。前半から押されっぱなしだったけど、なんとか突破したという感じでした。それにしても、相変わらず、民放系のアナウンサーは「負けてもこのままだったら突破」だとか、「こうしたら勝ち抜け」だとか勝ち負けを連呼する放送に終始してましたね。ホントサッカーの面白いところに触れませんな。

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フットボールの新世紀ー美と快楽の身体』(今福龍太・2001・廣済堂ライブラリー)では、「サッカーへの愛とは、このサッカーの現在への愛なのだ」とサッカーへの愛を語っていました。それはおそらくサッカーが面白いのは試合が行われ選手がプレーしているその時なんだから、勝ち負けだけにこだわっていると台無しになるということだと思います。本の中では「結果や勝因や敗因や感想だけが跋扈する非サッカー的な世俗の時間が洪水のように押し寄せてくる」と2000年前後のサッカーを取りまく状況について書いていましたが、少なくとも日本の民放系メディアの状況は、今でもまったく変わってないということでしょうね。

 

この本では、1998年W杯に優勝したフランスのジダンが決勝戦勝利直後に語った次の言葉を紹介していました。「今日は私の人生でもっとも大事な試合となった。われわれば今夜お互いのことを思い、明日(この優勝を)祝うだろう」。勝ちを祝う前にもっと大事なことがあるとうことなんですね。ジダン自身も含め出自が様々なフランスチームで勝ち取ったからこそ深みが増す実にいい言葉です。