サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

ガンバのセットプレー

天皇杯優勝後の長谷川監督は「決勝戦ではセットプレーが非常に大きなポイントになる」今まで大きな試合で痛い目に合ってきたので、相手をきちっと分析して準備をしてきた「その結果がでた」と言っていた。とすると、パトリックが槙野を振り切ってフリーになったのは、偶然ではないとうことか。槙野はガンバの誰かにブロックされ進路を断たれてパトリックについていけなかったのは、そういう準備をしてきた証だろう。

ヨーロッパのセットプレー専門コーチ(そういうコーチがいるらしい。雑誌フットボリスタに「ジョウバンニ・ビオのセットプレー研究ノート」というコラムがある。セットプレー専門コーチというのは世界初の役職とのこと)に言わせると「最近は、マンマークの個人戦術や技術が不十分な選手が多すぎる」と書いていた。そう考えると、逆にセットプレーは狙い目になるということは容易に想像がつく。ゆえに、そこを狙って結果をだしたのから、ガンバは一枚上手だったということなんだろうな。セットプレーを研究する事は、Jリーグでも普通にやることだろうが、さらにピンポイントに狙いを決めて戦術を構築する、そんなディティールで勝敗が決まるようになったということは、Jのレベルが上がってきたということなのかもしれない。逆にセットプレーに限らず、細部を見逃したり疎かにしたら、いつまでたっても結果がでないという、なかなかシビアなリーグになりつつあるのかも。