サッカー日記ブログ版

TVたまにスタジアムでのサッカー観戦記

ナビスコカップ

欧州の移籍マーケットも締まって、やっとスッキリ試合を見る事ができますね。特にプレミアはこれからという感じ。ようやく各チームの監督も戦い方がはっきりしてくるんじゃないでしょうか。

 

 UEFAスーパーカップはPKでバイエルンがチェルシーを下したようです。見る事はできなかったけど、モウリーニョのコメントをみるとやっとモウリーニョが戻ってきたなという感じでした。なかなか攻撃的なコメント。どうやらバイエルンをライバルと決めたのかな。プレミアではファーガソンという巨大な敵がいなくなってどうするの?という声もあったけど、敵は同一リーグじゃなくてもいいということか。

 

ところで、そのモウリーニョのチェルシー、開幕2戦目は早くもマンUが相手でした。完全に引き分け狙いで戦っていたように見えました。結果はその通り0-0。試合内容は少々寒かったけど、戦い方としてはさすがという感じでした。今日の試合はどうしなければいけないのかが、選手に完全に浸透していたみたい。見てる方は毎試合エキサイティングな試合を見たいと思うけど、こんな風に意図的なものを見せられると納得しちゃうもんなんですね。

 

 一方ペップのバイエルンは一足早くチーム作りが進んでいる印象。今期3試合見たけど、見るたびに変化が見える。コンセプトや戦術が徐々に浸透してきているからなのか、それとも、毎試合コンセプトを変えて戦っているのかはわかないんだけど、どっちにしても見ていて楽しいのが今のバイエルン。強いチームは美しいな。

シュバインシュタイガーがケアするスペース。攻撃の際のラームのボジション。ちょっと驚く意外さがいっぱい。それでいて何故かピースがぴったりハマったみたいな気持ちよさがある。常識的じゃない(たぶん)へんなことをやってるのに違和感がない。逆にチームが極まって美しくなって来ているという感じ。そういえば、クライフのオランダだって、黄金のカルテットのブラジルだって、今思えばかなり変だけどピースがピタっとハマっていた感じだもんな。だから、いつまでたっても忘れないということなのかもしれない。

 

話は変わって、昨日のナビスコカップ川崎対浦和。浦和は後半の途中までは素晴らしかったですね。どうしたんだろうとう位、いい感じに戦ってしました。特に守りのバランスと距離感がよくって、いつものガツガツ感もなく、無用なファールも少なかった印象でした。メンタルトレーニングでもしてきたか?という感じ。

そうえいば、この日は山田暢久がCBに入っていたな、飲み会でもひとり違うメンバーが加わると完全に雰囲気変わる事があるけど、そんな感じ。いつもはイケイケのメンバーで大騒ぎの飲み会になんだけど、今日はクールな先輩がいるんではしゃぎすぎないよう抑えたみたいに。ただ、クールな先輩が帰った後の二次会ではいつもの感じに戻っちゃった。まるで魔法が解けたみたいに。

 

まあ、実際は疲れのせいだったり、相手の戦術だったりするのかもしれないけど。逆にあんなスマートな試合ができるという事が分かっただけでも、浦和にとっては収穫だったと思うべきなのかな。

 

ちょっと思ったんだけど、モウリーニョもペップもおそらく高校生を指導してもすごいチームをつくるんじゃないかって。選手が納得して迷いなくプレーして、しかもそれが新鮮な哲学に裏打ちされているものだったら、きっとどんなレベルの選手でも楽しくてしょうがないだろうから。

気持ちを出すのも大事だけど、ピースをバラバラにするようじゃ元も子もない。それを元に戻すのはピッチ上の選手なのか監督なのか?