展開的には俺じゃないな
先日のイラク戦後の柏木のコメント。
「展開的には俺じゃないな」
途中でそう思ったらしい。なかなか味わい深いなと思いました。
「どんな状況でもある程度平均したプレーを出せるようにならないと、今後自分が上に行くためには足りない」
の言葉にホジッチ監督に対しての皮肉(本音は、こんなサッカーじゃ俺の良さは出せないよ)が隠れているとしたら、さらに味わい深さが増します。
武藤祐樹が下りてきて微妙なスペースを埋めるようになってきて浦和は良くなったというのが僕がスタジアムで見てきた印象です。高木俊幸が使われるようになったのもそれに近いプレーを出来るようになったからじゃないかと思っています。
1.5列目の選手と中盤のスペースが微妙に間延びして疎かになると浦和のサッカーがとたんに動きがなくなり、恐ろしい程に退屈になる。
その法則でいくと、代表が次のオーストラリア戦でまた柏木を起用し、面白い試合をしたいんだったら、本田を使わず香川を使えばいい。香川は代表だと中盤まで下りてくる事も多いし、広範囲に動く印象がある。あとは、今一番信頼できる清武に自由を与えフォワードに気持ちよくプレーしてもらう。さらに、センターバックの二人にロングフィードを求めない(イラク戦はたぶん監督の指示でそうしていたと想像します)。まあそんなところでいいんじゃない。
でも、そうすることはまずないか。柏木のところに山口蛍でいくんだろうな。
なんてイラク戦があまりにつまらない試合だったので、ぼんやりと柏木メインで考えてみました。